縮毛矯正失敗されたかも!?失敗例とその症状、原因、対処法をプロが解説

縮毛矯正はクセによる「うねり」「広がり」を改善し真っすぐにする技術ですが、失敗も多い技術でもあります。

  • 思ったような仕上がりにならなかった
  • 髪がチリチリになった
  • クセが伸びてない?

このような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

縮毛矯正は美容院の技術の中でも特に難しい技術です。

ここでは、具体的な失敗例を挙げ、その原因と対処法を詳しく解説し、失敗を防いでもらう為の方法を紹介致します。


目次

縮毛矯正で失敗する理由

縮毛矯正の失敗の大きな原因は

担当スタイリストが髪の把握をしっかりできていない

or

縮毛矯正が苦手、技術不足

このどちらかになります。

縮毛矯正は美容院での施術の中でも特に技術が求められる繊細な技術です。

  • 髪質、ダメージレベル、施術履歴の把握
  • ホームケアの把握
  • 適正な薬剤選定と放置時間
  • 適正なアイロンワーク

このすべてが出来て、縮毛矯正が仕上がります。

麻野

このどれか一つでも疎かになってしまうと大きな失敗になってしまうのです。

失敗を防ぐために

「縮毛矯正が苦手、技術不足」はすぐに解決出来ることではなく、お客様側はどうすることも出来ませんので、縮毛矯正が得意な方にしてもらう事をオススメします。

そのうえで担当スタイリストに以下のポイントをしっかり伝えてください。

カウンセリング時に美容師に伝えるポイント
  • 何ヶ月ペースでカラーをしているか。最後にカラーをしたのはいつか。
  • どれぐらいのペースで縮毛矯正をしているか。最後に縮毛矯正をしたのはいつか。
  • ブリーチ、ホームカラー履歴の有無
  • 家でアイロンする頻度や設定温度は何度か
  • 普段のヘアケア など…

縮毛矯正が成功するカギは『どれだけその髪のことを知っているか』が重要になります。

  • 髪質
  • ダメージレベル
  • 施術履歴
  • ホームケア内容

ここをしっかり美容師側が理解していて、技術力があれば大きな失敗をすることはまずありません。

縮毛矯正の失敗でよくあるケースはカウンセリング時点では知れなかった履歴が隠れていて薬剤をつけた瞬間に髪が薬剤に過剰反応し、髪がチリチリ。

のちに改めて聞くと2年前にブリーチをしていた…。

というようなことが多いのが現状です。

しっかりした履歴が分からなければ、縮毛矯正のような繊細な技術では事故が起こります。

もちろん美容師側のカウンセリング力が必要なことは間違いないですが、お客様側も伝える内容が大切になりますので、出来るだけ髪の施術履歴が分かるように準備しておくことも重要なポイントになります。

髪は1ヶ月1cm前後伸びるので

長さ期間
ショート1年~1年半
ショートボブ1年半~2年
ボブ2年~2年半
ミディアム2年半~3年
ロング4年前後
スーパーロング4年以上

上の表を参考に髪の履歴を美容師にお伝えください。

あとは美容師の力量次第です…。

主な失敗例と症状

主な失敗例はこちら

  • まっすぐになりすぎて不自然な仕上がり
  • 施術直後なのにくせ毛、うねり癖が伸びていない
  • 毛先がチリチリ、ごわごわになった
  • 根元に折れたような跡が残った
  • 施術後に膨らみやすくなった
  • 数日は収まりが良かったのに元の状態に戻ってしまった

ここからはそれぞれの失敗例について解説していきます。

失敗例1. まっすぐになりすぎて不自然な仕上がり

これは縮毛矯正の本来の目的であるまっすぐにするという点では失敗という事になりませんがまっすぐになりすぎて不自然に見えるのは今の時代には合わない仕上がりになります。

原因

  • 薬剤やアイロンの操作が髪の状態に対して過剰だった可能性があります。
  • 高温アイロンや強い薬剤が使われたことで、髪が「硬直」してしまったことが原因です。

対処法

  • トリートメントで柔軟性を一時的に回復
  • 次回の施術で自然な仕上がりを目指す

お直しが可能か?

まっすぐになりすぎた縮毛矯正を柔らかい質感にすることはできるケースと出来ないケースがあります。

毛先がピンピンに真っすぐな場合、もう一度毛先に縮毛矯正をすることで柔らかさを取り戻すことが出来る可能性はありますが、髪の状態によっては毛先に薬剤が塗布できないぐらいのダメージがある場合、修正は不可能です。

修正可能な場合も、どこまで柔らかさが出るかは不透明な為、リスクを負って修正するより少しずつ切って質感調整をすることが一番お勧めです。

仮に真っすぐなりすぎた部分を修正する場合、質感を変えようとすぐに縮毛矯正をやり直すことはNGです。

髪の負担も増え、余計に真っすぐになってしまう事もあるので次回縮毛矯正をする時まで、トリートメントで質感の維持をしてあげましょう。


失敗例2. 施術直後なのにくせ毛、うねり癖が伸びていない

クセが伸びきっていないことでこのような失敗もあります。

全体的には伸びてるのにここだけ伸びてないなど、さまざまです。

原因

  • 薬剤が髪質やダメージレベルに対して弱すぎた
  • 時間不足で薬剤浸透が甘かった
  • アイロン操作が不十分だった

などが主な原因になります。

対処法

  • 施術後すぐにサロンに相談

縮毛矯正のかかりが弱い場合、お直し対応してもらえるケースがあります。

基本は縮毛矯正をしてもらったサロンでお直ししてもらうことが一番ですが施術してもらったサロンで心配な場合は他のサロンに相談することも一つの方法です。

麻野

髪へのダメージが少ない方法を担当スタイリストと相談して決めていきましょう。

ただ、癖が残っていると思ってお直しをしたら髪が爆発してしまったなんてこともあります。

これは癖が残っていたのではなく癖が残っているように見えたダメージが原因です

縮毛矯正のかかりが弱いのとダメージでクセが残ってる様に見えるのは別物です。

クセが残ってると思っていても実はダメージによるものでしたってこともありますので注意が必要です。


失敗例3. 毛先がチリチリ、ごわごわになった

ダメージが進行しすぎると髪がチリチリ、ごわごわになってしまいます。

原因

  • 髪のダメージが強い状態で過剰に薬剤が強すぎた
  • 髪のダメージが強い状態でアイロンの温度設定が高すぎた

対処法

  • 定期的にトリートメントでケア
  • ダメージが大きい場合はカットを検討

残念ながらチリチリ、ごわごわになった髪を修復するのは不可能です。

髪を切ることが一番ですが切るのが難しい場合は毎日しっかりトリートメントをして少しずつ切っていく事をお勧めします。

麻野

更に髪の状態が悪くなることも十分考えられますので日々のトリートメントは必須です

手触りがいいトリートメント=いいトリートメントではありませんのでご注意ください。


失敗例4. 根元に折れたような跡が残った

縮毛矯正初心者によくありがちな失敗になりますが、縮毛矯正で地肌から髪が折れた毛が数本出来ることがあります。

原因

  • パワーの強い薬剤が地肌についたことが原因
  • アイロン操作の際に、根元部分に力が入りすぎた可能性もあります。

対処法

  • 出来るだけその部分に負担をかけない
    → 気になって触ってしまいやすいですが、出来るだけ触らず、自然な状態をキープしましょう。
  • 期間を空けて部分的な修正施術を行う
    → 折れた箇所を補修することで目立ちにくくなります。

お直しが可能か

根元が折れてしまっている場合はすぐにお直しは不可能です。

2ヶ月ほど期間を空けてその部分にしっかりアイロンが出来る状態まで伸ばしてから再度縮毛矯正をすることをオススメします。

お直しですべての髪の毛が綺麗に伸びる保証はありません。

何本かに1本、もしくはすべてが断毛してしまうケースがありますので、お直しをしてもらう時は美容院選びをしっかりした上で縮毛矯正のプロにしてもらう事をオススメします。

お直しをしてもらうまでの間にその部分を触りすぎると髪に負担が増えてしまい、断毛する確率が非常に高くなる為、出来るだけ負担が少なくなるように気を付けてください。


失敗例5. 施術後に膨らみやすくなった

原因.1

縮毛矯正の履歴がある場合、履歴部分に薬が少し反応することでクセ戻りする場合があります。

対処法

この場合はダメージで広がっている訳ではない為、もう一度縮毛矯正をすることで綺麗になることがほとんどです。

原因.2

毎回毛先まで縮毛矯正をされている方はダメージによって膨らみが出てくることがあります。

対処法

この場合は縮毛矯正で直すことは不可能になります。トリートメントでケアしていく事になります。

麻野

膨らみの原因がクセなのかダメージなのかで原因と対処法が変わります。


失敗例6. 数日は収まりが良かったのに元の状態に戻ってしまった

原因.1

縮毛矯正の薬剤選定が弱かった

縮毛矯正の薬剤選定が弱すぎる訳ではないが適正までなっていない場合、仕上がりはすごく綺麗な状態でも、数日経つと膨らみが出てきてしまう場合があります。

対処法

お直しでもう一度しっかり縮毛矯正をすることで解決できることがほとんどです。

原因.2

縮毛矯正ではなく、酸熱トリートメント成分の可能性あり。

毛先のダメージが進行していて薬剤を付けれない場合は根元は縮毛矯正、毛先は酸熱トリートメントで収まるサロンも多くなってきています。

うまい人がすると1ヶ月近く毛先のダメージ部分の広がりも抑えることが出来ますが、熟練度の低い人は数日で広がりが出てきてしまいます。

対処法

髪の体力があるならしっかり縮毛矯正をかけなおす。

体力がないなら、トリートメントでしっかりケアしていく。


Pilastro Hairでの解決策

Pilastro Hairでは、縮毛矯正における失敗を防ぐため、以下のポイントを重視しています

  1. 徹底したカウンセリングで髪の状態を正確に把握
    お客様の髪質やダメージ、施術履歴を詳細に把握します。
  2. 完全オーダーメイドの薬剤選定
    髪の体力やクセの強さに合わせて薬剤を調整し、最適な組み合わせで実行します。
  3. その髪に必要な栄養分を補給(オートクチュール縮毛矯正のみ)
    必要な栄養分を補給しながら施術を行い、髪を守りつつ理想の仕上がりを目指します。
  4. クセの強さと髪の体力を見極めたアイロンワーク
    部分ごとのクセの強さに合わせて、力加減や温度を調整しています。
  5. 充実したアフターケア
    施術後のケア方法についてアドバイスし、健康で美しい髪を目指しサポートを行います。

失敗経験のある方も、ぜひお気軽にご相談ください。髪に負担をかけず、理想の仕上がりを実現します!

まとめ

縮毛矯正の失敗例をまとめさせていただきました。

縮毛矯正の成功は、美容師の技術力だけでなく、事前の準備や情報共有も大切です。

「髪を守りながら、理想のスタイルを手に入れましょう!」

Q&A

縮毛矯正の失敗を防ぐために、美容師に伝えるべきことは?

縮毛矯正の成功には、事前に正確な情報を伝えることが大切です。以下のポイントを美容師に伝えましょう

  • 最近のカラーや縮毛矯正の履歴(いつ、どれくらいの頻度で行ったか)
  • ブリーチやホームカラーの存在
  • 家庭でのアイロン使用頻度と設定温度
  • 普段のヘアケア習慣や使っている製品

縮毛矯正後に髪がチリチリになった場合、どうすればいいですか?

髪がチリチリになった場合、以下の対応を検討してください

  • 定期的にトリートメントで髪を保湿し、柔軟性を保つ。
  • ダメージが大きい場合は、少しずつ髪をカットして整える。
  • 次回の施術では髪への負担が少ない方法を選ぶ。

    縮毛矯正の失敗はどのくらい修正できますか?

    修正できる期間は髪のダメージレベルによります。

    • クセが戻った場合は部分的な施術で改善可能です。
    • チリチリになった髪は修正が出来ず、少しずつカットしていく必要があります。 担当スタイリストと相談し、髪の状態に合った最適な対応を決めることをおすすめします。

    縮毛矯正後に数日で膨らみが戻ったのはなぜですか?

    以下の理由が考えられます

    • 薬剤の選定が髪質やダメージに対して弱すぎた。
    • 毛先が酸熱トリートメントのみで処理された場合、施術者の技術によって持続期間が変わります。 再施術や正しいホームケアを美容師にご相談ください。
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    この記事を書いた人

    完全マンツーマン施術で年間500件以上の縮毛矯正と髪質の悩み改善メニューを施術。
    機械音痴が調べながらブログに奮闘中です!
    くせ毛のお客様を中心に縮毛矯正、髪質の悩み改善&ダメージレスにこだわった施術を提供しております。

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