アイロン前にヘアオイルはNG?「アイロン前専用」でも髪が痛む落とし穴と正しい選び方
麻野「熱から髪を守りたいから、アイロン前にオイルをつけてるよ!」
「『アイロン前専用』って書いてあるオイルなら傷まないでしょ?」
毎日のヘアセットで、こんな風にオイルを使っていませんか?
はっきり言います。美容師の現場目線でお伝えすると、アイロン前のオイル使用は基本NGです!
ただし、「揮発性シリコーン」がメインで「エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)」などの熱補修成分が入っているオイルならアリです。
「じゃあ成分表を見ればいいの?」と思うかもしれませんが、実は**成分表を見ただけではそのオイルが使えるのか判断できません**。今回は、パッケージに騙されずに本当に髪を守るオイルの選び方とスタイリング手順をお話しします!
現場で見てきて確信した「普通のオイル×アイロン」がNGな理由
「オイルをつけてアイロンを当てた方がツヤが出る」と思われがちですが、日常的にそれを行っている髪にはあきらかな異変が起きています。
① 髪が必要以上に熱を抱え込んで痛む
油分がついた状態の髪に高温のアイロンを当てると、髪全体の温度が急激に跳ね上がります。結果としてタンパク質が熱ダメージを受け、固くパサついた質感になってしまいます。
② 洗っても落ちない「残留・ベタつき」が起きる
重い油分が髪に残ったまま高熱が加わることで、シャンプーで落ちにくいベタつきや、髪が乾きにくくなるトラブル(ビルドアップ)につながります。
「アイロン前に使ってもアリ」なオイルの理想的な条件
化粧品の成分表示は配合量が多い順に書かれますが、**具体的に「何%配合されているか(濃度)」までは分かりません。**そのため、成分表の文字だけを見て「このオイルはOK」「これはダメ」と正確に見極めるのは、プロであっても不可能です。
一番重要な判断基準は「実際に使ったときの質感」!
成分表よりも、**自分が実際に使ってみたときの体感**がすべてです。
・「しっとりするな」「重いな」と感じるオイル ➔ **アイロン前は絶対NG**
・「サラッとしていて軽い!」と感じるオイル ➔ **アイロン前に使ってもOK**
この**「軽さ」**を基準にして選ぶのが、失敗しない一番のポイントです。
髪を傷めない!正しいスタイリング手順
手持ちのオイルが「サラッと軽いタイプ」だった場合、またはアイロン前専用アイテムを使う場合の正しいステップです。
ドライヤーで100%完全に乾かす
水分が残っている状態でのアイロンは一番危険です。まずは根元から毛先まで完璧に乾かします。
「サラッと軽い」オイルをほんの少量なじませる
軽めのオイルを少量手のひらに伸ばし、毛先中心になじませます。そのあとコームで梳かすとムラなく全体に行き渡ります。
アイロンを当てる
同じ場所に長く留まらず、スッと滑らせるようにアイロンを通します。
仕上げに好みのオイルで質感を整える
アイロンが終わり熱が冷めたら、ツヤ出しやまとまりを出すために仕上げ用のオイル(しっとり系など)をなじませて完成です。
よくある質問(FAQ)
- 迷ったらアイロン前は何もつけない方がいいですか?
手持ちのオイルが「しっとり重い」場合や、軽いかどうかわからない場合は、何もつけずにしっかり乾かしてアイロンを当てる方が安全です!オイルはアイロンが終わった後の仕上げに使いましょう。
- ヘアミストやヘアミルクならアイロン直前に使っても大丈夫?
ミストやミルクは水分を含むため、塗った直後にアイロンを当てると水分が急激に沸騰して髪が傷みます。使う場合は、必ずドライヤーで一度完全に乾かしてからアイロンを使ってください。
まとめ:自分の手で「軽さ」を感じるオイルを選ぼう!
「アイロン前用」というパッケージの文字や成分表だけに頼らず、自分で使ったときの「サラッとした軽い質感」を基準に選ぶこと。これが熱ダメージから髪を守る一番の近道です!ぜひ毎日のスタイリングの参考にしてみてくださいね。



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