縮毛矯正する?しない?迷ってる方の為に!あなたの髪なら…?
縮毛矯正をやってみたいけど、「本当にやるべきかどうか迷う…」そんなことありませんか?
縮毛矯正は髪が綺麗に見えるイメージはあっても、
- 「髪がダメージを受けるのでは?」
- 「本当に自分に合うのか分からない」
- 「施術後に手入れが面倒になりそう」
といった不安があり縮毛矯正をするか迷ってしまいますよね。
縮毛矯正は髪のクセの悩みを解決できる優れた技術ですが、全ての人にとってベストな選択肢とは限りません。
さて今回は縮毛矯正が向いているケースと向いていないケースの基準を詳しく解説し、「やるべきか、やらないか」のヒントをお伝えします。
縮毛矯正をするかどうかの基準
縮毛矯正をするかの基準は
『クセによる髪質の悩み(うねり、広がり)があるかどうか』になります。
クセ毛だから縮毛矯正をしないといけない訳ではなく、「クセによる髪質の悩みが『うねり』『広がり』なのであれば縮毛矯正を検討する」ということです。
ただ、この『うねり』『広がり』の根本の原因がクセではない場合、縮毛矯正をしても根本的な問題解決にならない為、その判断をこの後解説していきます。
縮毛矯正が向いているケース
1. 湿気が多いと髪が広がりやすい方
- 「湿気で髪が水分を含むとクセで広がる」
- 「根元のクセが強く、全体のまとまりが悪い」
縮毛矯正はそんな悩みの解決が一番得意です。
湿気による『広がり』を抑えられるため、雨の日や梅雨の季節でも快適に過ごせます。
乾かして広がる方の中で、ダメージによる広がりは縮毛矯正で抑えれないのでトリートメントで髪を抑えることをお勧めします。
2. 忙しい朝の時間を短縮したい方
- 「毎朝ブローやストレートアイロンに時間がかかる」
- 「ストレートアイロンをしてもすぐクセが戻る」
縮毛矯正をすることで、ストレート状態をキープすることが可能です。
毎朝のセットが楽になり、忙しい日々の時短につながります。
3. クセ毛をサラサラのストレートにしたい方
- 「クセ毛を改善してまっすぐに憧れがある」
- 「サラサラのストレートに憧れがある」
縮毛矯正をする基準関係なく、そんな気持ちがある方は是非、縮毛矯正をご検討ください。
4. 癖によるパサつきを抑えたい
- 「クセの影響でパサパサに見えるのが嫌」
- 「クセによる表面のパサつきを抑えたい」
縮毛矯正をすることで、クセの影響で出るパサつきも、ある程度収めることが可能です。
ダメージによるパサつきの場合、縮毛矯正では抑えられないのでトリートメントで抑えましょう。
縮毛矯正が向いていないケース
一方で、縮毛矯正が向いていない(しない方がいい)場合もあります。
癖毛の方でも以下のケースに該当する方は、別の選択肢を検討するのが良いでしょう。
1. クセがそこまで強くなく、癖を活かしたい方
- 「全体的にはまとまっているけど、少しだけクセが気になる」
- 「周りからいいクセだといわれるからこのクセを活かしたい」
縮毛矯正はクセを伸ばす技術なので、癖を活かしたい方には向いていません。
カットの仕方でクセを活かすことをお勧めします。
2. ブリーチやホームカラーをしていて強いダメージがある方
ブリーチやホームカラーを多少している程度なら縮毛矯正をすることは可能ですが、濡らすと髪がくたっと寝てしまい髪の体力がない髪は縮毛矯正はやめた方がいいでしょう。
そのような方は薬剤を付けた瞬間に髪が溶けてしまい、チリチリの髪になってしまうので縮毛矯正をすることは不可能です。
中にはダメージによって髪が膨らんでいる方もいらっしゃると思いますので、縮毛矯正ではなく、トリートメントで収まりをよくさせる事が必要になります。
縮毛矯正が出来るかの基準は色々ありますが、迷うならプロに相談することが一番確実です。
傷みきってしまった髪は何をしても縮毛矯正をすることはできませんが、ある程度の髪はしっかりしたトリートメントとホームヘアで髪の体力をつけて縮毛矯正をすることは可能です。
素人にはその判断はできない為、美容師の中でもしっかり勉強しているプロに任せることをお勧めします。
3. 定期的に縮毛矯正をすることが難しい方
- 「縮毛矯正の維持費が気になる」
- 「縮毛矯正を繰り返すことに抵抗がある」
縮毛矯正はクセが強い方程、新しい髪のクセとストレート部分に境目ができ、不自然になりやすい為、綺麗に保つためには定期的に縮毛矯正をする必要があります。
その縮毛矯正の頻度基準はクセの種類や強さによって変わってきますが、3ヶ月~1年ペースで縮毛矯正をすることになります。
縮毛矯正の頻度基準に関してはこちらの記事をご覧ください
同じ癖の強さでも、感じ方は一人ひとり違い、初めて縮毛矯正をする場合、頻度に迷うと思います。
なので初めは「これぐらいのペースでするんかな~」と思ってもらう程度で大丈夫です。
縮毛矯正後の経過観測で、担当スタイリストと相談しながら縮毛矯正の頻度を決めて頂くことをお勧めします。
頻繁に通えないなら縮毛矯正をしない方がいいか?
綺麗な状態を保つなら定期的なメンテナンスは必須になりますが、頻繁に美容院に行けなくても縮毛矯正をする価値は十分あります。
一度綺麗に縮毛矯正をかけた部分は半永久的に真っすぐになりますので今まで縮毛矯正をかけたことがない方であれば、1回の縮毛矯正の価値は大きくあります。
実際当店でもなかなか美容院に来れない方が縮毛矯正をされて、しばらくそのままという方もいらっしゃいます(そんな方は時間の取れるタイミングでふらっとご来店されて縮毛矯正をしに来ますが前回施術から2年以上経ってる方も多いです)。
初めて縮毛矯正をする時は迷うと思いますが思い切ってプロに相談しましょう!
4. 悩みの原因がクセではなくダメージ
クセによる髪の広がりは縮毛矯正で抑えることが可能でオススメですが、その広がりの原因がダメージであれば縮毛矯正で抑えることが出来ません。
ダメージが原因で広がっている髪に縮毛矯正をしてしまうと逆にもっと広がりが強くなってしまうこともあります。
なので広がりが原因で縮毛矯正を考えている方はその広がりの原因が『クセ』なのか、『ダメージ』なのか見極める必要があります。
その見極めの基準はいろいろあるのですが、プロに判断してもらうことが一番な為、担当スタイリスト、もしくは縮毛矯正のプロに判断してもらうことをお勧めします。
ダメージが原因で広がる方はホームケアの見直しとサロン選びが重要になります。
5. パーマをかける可能性がある方
- 「縮毛矯正をしたいけど飽きたらパーマもしたい」
縮毛矯正後はパーマがかかりません。
ちょっと誇張して言ってますがそれぐらいパーマがかからないと思って頂いてる方がいいです。
パーマの種類も水パーマ(通常のパーマ)、デジタルパーマ、エアーウェーブなどありますが、かけれる可能性はデジタルパーマのみです。
そのデジタルパーマも毛先を少し丸くできる程度になる可能性が高く、縮毛矯正をした髪にパーマをかけてスタイルチェンジをすることが難しくなる為、パーマをする予定の方は縮毛矯正をすることをお勧めしません。
縮毛矯正をしたらどれぐらいの期間パーマができないかの基準はこちら
長さ | 期間 |
---|---|
ショート | 1年~1年半 |
ショートボブ | 1年半~2年 |
ボブ | 2年~2年半 |
ミディアム | 2年半~3年 |
ロング | 4年前後 |
スーパーロング | 4年以上 |
「そんなに長い期間パーマをかけれないの?」と思う方が多いと思いますがそんなに長い期間パーマをかけれません。
なのでパーマをかけたい願望がある方や、迷う場合は縮毛矯正をするかどうかはしっかり相談した上で決めて頂く事をオススメします。
6. ブリーチをする予定の方
縮毛矯正の履歴がある部分にブリーチをするとかなりのダメージになります。
縮毛矯正の薬剤パワーは、弱く調整することが出来ますが、明るくするためにブリーチをする場合、ブリーチの薬剤パワーを弱くすることが出来ない為、縮毛矯正後にブリーチをするとダメージがかなり強くなります。
ダメージしてる部分に縮毛矯正をすることの方がダメージが少なくできる為、どうしてもブリーチも縮毛矯正もしたい場合はブリーチをしてから縮毛矯正をすることをオススメします。
※美容院によっては「ブリーチをしている髪には縮毛矯正をお断り」「縮毛矯正をしている髪にはブリーチをお断り」しているところも沢山あります。Pilastro Hairでも基本どちらかにしていただくことを推奨しています。
- ブリーチして2週間ぐらい空けてから縮毛矯正がオススメ
- 繰り返していくならブリーチは縮毛矯正をしていない部分だけしてもらう
- ブリーチも縮毛矯正も髪の負担は大きい技術になる為、髪のメンテナンスは必須
- ホームケアを充実した上でしっかりとケアをしていく
7. ハイライトやウィービングをしている方
ハイライト(ブリーチ)している方やウィービング(カラー剤で細かいハイライト)をしている方は縮毛矯正が綺麗にかからないと思って頂いた方がいいです。
ハイライト、ウィービングをしている髪に縮毛矯正をしていく場合、本来であればハイライトやウィービング部分は薬を塗り分ける必要があるのですが、ハイライト、ウィービング技術はかなり細かい技術な為、実質塗り分けすることは不可能になります。
ここで選択肢が2つに分かれます。
つまり、ハイライトやウィービングしているダメージが強い部分に薬を調整するということです。
ご想像できるかと思いますが、薬剤パワーが弱い為、それ以外の髪は綺麗にクセが伸びません。
逆にしっかり伸ばそうと健康な髪のところに薬を調整するとハイライトやウィービング部分がチリチリになる可能性が高くなります。
どっちの選択をするか迷う方もいますが、基本的に縮毛矯正で髪をストレートにしようとしてるのにチリチリになるのは嫌ですよね?
なので「縮毛矯正をしない」もしくは「綺麗にかからなくてもいいから弱めに縮毛矯正をかける」という選択になります。
8. 直毛で広がりが気になる方
対象になる方は少ないのですが直毛で広がる髪質の方がいらっしゃいます。
その方の広がりの原因は「毛が太くて生え方が頭皮に対して直角に生えてること」が原因になりますので、この髪質の方も縮毛矯正で広がりを抑えることが出来ません。
この髪質の方は髪の長さを短くすればするほど広がってきます。
ある程度髪の長さを残して重さで収まりをよくさせる事が一番の対策になります。
縮毛矯正をやらない選択肢
縮毛矯正に興味があって「髪の悩みを解消したいけど、ダメージが原因でかけれない」や「クセを活かしたい」といった方には、以下の代替手段がおすすめです。
1. 美容院でのシステムトリートメント
美容院で施術してもらうシステムトリートメントは髪内部の補修をしっかりしていくものが多くあります。
ブリーチやホームカラーをしていて髪のダメージが強い場合は縮毛矯正ではなく、まずはトリートメントをして髪が収まるか確認して頂く事をオススメします。
有名なトリートメントではTOKIOトリートメントなどがそれにあたります。
この内容は髪をストレートにするのではなく、髪の内部から補修することでダメージで広がっていた髪のまとまりを良くすることになります。
Pilastro Hairのおすすめメニュー
Pilastro Hairオリジナル『髪質の悩み改善ヘアエステ』メニューでは、「ツヤを重視した施術」や「ダメージ補修&ハリ・コシに特化した施術」を準備しています。
髪質やお悩みに合わせたオーダーメイドの施術が可能です!
ダメージしていない髪にトリートメントをしても効果なし
カラーやパーマもしていないのに広がりが気になるからトリートメントをして収まりをよくしたいという方が多くいらっしゃいますが、効果はありません(酸熱トリートメントは一時的に収まりをよくすることはできますが…)。
ダメージした髪に栄養を入れて髪を補修していくのがトリートメントになります。
ダメージしていないのに広がっている髪はトリートメントをしても収まりはよくなりません。
カラーもパーマもしていない髪で広がりが気になるなら髪のクセが原因ですので縮毛矯正で収まりを良くしていきましょう。
2. ヘアリセッター
ヘアリセッターで収まりが良くなる場合が大いにあります。
ヘアリセッターは根元の絡まりを取る技術です。
根元の絡まりが無くなることで癖での広がりが収まりよくなる可能性があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
2. カットの仕方を変えてみる
髪質や生えグセに合わせたカットだけでも、髪が驚くほど扱いやすくなることがあります。
癖毛のカットには「癖を活かすカット技法」と「収まりを良くさせるカット技法」があります。
詳しくはこちらで説明しています
まずは縮毛矯正以外の選択肢を試してみる!
縮毛矯正は髪の形状を変えるため、元の状態に戻すことは不可能になり、いくらダメージレスな縮毛矯正をしても多少のダメージもあります。
縮毛矯正をしなくても、トリートメントやヘアリセッター、カット技術で髪の悩みを解決が出来るなら無理に縮毛矯正をする必要はありません。
縮毛矯正をするか迷った場合は、まずは縮毛矯正以外の方法を試し、それでも改善しないなら縮毛矯正をするという流れが失敗がない方法になります。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
クセの悩みは人それぞれで色々なメニューがあり、迷う事も多いと思いますが、少しでも気になるならプロに相談が一番です。
今担当してもらってるスタイリストに相談しても解決できないならセカンドオピニオンとして別の美容院に相談してもらうのも一つの方法です。
この記事を通して沢山の方の悩みが解決できることを願います。
ご相談はLINE公式アカウントより受け付けておりますので是非ご活用ください。
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