髪の癖の種類と対策

この記事では髪の癖の種類と対策についてご紹介します。

人それぞれ髪の癖の種類が違いますので参考にしてみてください

目次

日本人の髪質は8割が癖毛

髪の悩みとしてよく出てくる癖毛ですが、実は日本人の8割、5人に4人は癖毛だと言われています。もちろん、癖の強さや種類はそれぞれですが、癖毛のせいで跳ねたり、膨らんだり、いろんな悩みを抱えています。特に梅雨や湿気の多い日にはストレートアイロンを頑張ってもすぐに元に戻ったりしてしまいますので縮毛矯正が必須な方も多いのです。くせの種類にはどんなものがあるのか、どうしてくせ毛が発生するのか、なぜ雨の日に髪が広がるのか…。意外と知らないくせ毛について、解説します。

癖毛になる理由

癖の種類には大きく分けて2種類あります。

先天性の癖

生まれ持った癖毛

毛根の道のりがうねりがあったり、捻じれていることで出る癖

生後間もない時は頭皮や毛が柔らかく癖は強く出なくても、大人になるにつれて癖が強くなることも多い。

後天性の癖

栄養が十分に行き届かないことで髪の内部がスカスカになることで出る癖

年齢を重ねるにつれて毛の内部の栄養が少なくなり、毛が瘦せていく。エイジング毛とも言われている。

栄養が少ない為、縮毛矯正のかけ方がとても大切。

先天性の癖の種類

癖毛の大半は「波状毛(はじょうもう)」「捻転毛(ねんてんもう)」「縮毛(しゅくもう)」の3種類になり、日本人の癖毛のほとんどは波状毛ですが、波状毛と捻転毛が混在しているケースや、全体は直毛であっても部分的に波状毛が存在しているケースなど、その状態はさまざまです。「連珠毛(れんじゅもう)」のように数珠が連なったような癖毛もあります。

波状毛

大きなうねりのある癖

  • 短い時はそこまで気にならないことが多いが、長くなるにつれ横にボリュームが出てくる
  • 波状毛の場合、癖を生かすことが出来ることも多いので縮毛矯正(ストレートパーマ)をしないケースも多い

縮毛矯正の頻度

ショート3ヶ月~半年
ミディアム4ヶ月~半年
ロング半年~1年

捻転毛

コイル状にねじれているタイプの癖

  • うねりではなく、髪のねじれによる癖なので手触りが悪い
  • 劇的に膨らむ訳ではないが多少の膨らみが出る

縮毛矯正の頻度

ショート半年
ミディアム半年
ロング半年~1年

縮毛

最も深刻な癖

  • 髪が縮れた状態の為すぐに膨らむ
  • 縮毛矯正の薬剤パワーを強くしないといけないことが多い為必然的にダメージ毛の方が多い

縮毛矯正の頻度

ショート2ヶ月~3ヶ月
ミディアム3ヶ月~4ヶ月
ロング3ヶ月~半年

連珠毛

数珠が重なったような形状

  • 髪の太さが一定ではなく、凹凸感がある為、手触りが悪い。
  • 他の癖と混合してるケースが多い為膨らみが出ることが多い

縮毛矯正の頻度

ショート2ヶ月~半年
ミディアム3ヶ月~半年
ロング3ヶ月~1年

自分で癖の種類を確認する方法

一本だけ根元から切って紙の上に載せます。

  • 波状毛、、、ゆるく波打っている
  • 捻転毛、、、らせん状に回転している
  • 縮毛、、、細かく縮れている
  • 連珠毛、、、大小さまざまな大きさの形がある

捻転毛、縮毛、連珠毛の場合は根元から毛先にかけて指で挟んでスライドしても感触の違いがあります。

波状毛の癖の弱い方は一見ストレートに見えることも多いですのでショートの時は癖が分からなくてもロングで癖が分かることもあります。

癖の種類による対策

カット

癖に対してのカットの仕方には『癖を生かす』方法と『収まりをよくする』方法があります。

癖を生かす

自分が癖毛だから縮毛矯正をしないといけない。そう考えて縮毛矯正を長年している方は多いのではないかと思いますが、縮毛矯正をせずにカットで癖を生かすことが出来る場合もあります。

癖毛をカットで生かすとしたらショート、ミディアムレイヤースタイルになります。

この二つの共通点はレイヤーが入っていることです。

レイヤーとは、、、髪を上に引き出しカットすることで髪の重なりを少なくするカット技法。段を入れるという事もある。

髪の重なりが少なくなることで髪の動きが出やすくなるので癖の弱い方は生かすことが出来る。

※ロングのレイヤースタイルは毛先10cm程度しかレイヤーが入らないため癖の動きが出ずらい。どうしても癖を生かしたいならハイレイヤーになります。

レイヤースタイルのデメリットはパサつく!!

表面に短い髪があればある程髪はパサついてきますのでスタイリング剤が必須になります。

パサつきを抑えるオイル系のスタイリングやムースがオススメ。

収まりをよくする

癖毛の髪の悩みは何ですか?という質問で一番多い悩みは広がりです。

髪は長くなればなるほど髪に重みが出てくることで収まりが良くなりますがカットの仕方で収まり方は変わってきます。

収まりを良くするカットの仕方は長さにより変わってきます。

ショート、、、トップにレイヤーを入れ、毛流れを考慮しながら量感調整をする

ボブ、、、見えない部分を極端に短くする。ツーブロックの刈り上げが一番ベスト

ミディアム、、、極端なレイヤーを入れて髪の重なりを少なくする。髪を伸ばす場合デメリットもあります。

ロング、、、レイヤーを入れずトップの角だけ切る。

初めて担当する癖毛のお客様で収まりよくしたいからレイヤーは入れないでほしい。という声は非常に多いですが長さによって収まりのいいカットの仕方は変わってきますのでご注意ください。

よくある失敗例

ショートではなくボブ、、、髪の重たさがない状態でボブにすると逆に膨らみが出るので注意。上記に書いたように見えない部分をツーブロックにするなら収まりはよくなる。

ロングでレイヤー、、、髪の種類によっては癖を生かすことは可能ですが癖が強い方は逆に膨らみやすくなる。

ガンガンに減らす、、、毛先がスカスカのパサパサになるのでお勧めしない。毛流れと髪質を考慮しながら減らすことが大切

ドライヤー

波状毛のゆるい癖毛は髪をねじりながら乾かすことで癖のまとまりがよくなります。

その他の癖毛や波状毛の強い癖毛の方は乾かし方で収まりを良くすることが出来ます。

STEP
しっかりタオルドライ

出来るだけ水分をタオルで取ります。

STEP
根元から毛先に温風を当てる

この時に髪を引っ張りながら乾かすことで癖が伸びます。

癖が強い方はブラシを使ってブロー

※連珠毛の方はブラシを使うと髪自体がちぎれることがあるので注意!

STEP
しっかり乾かす

髪に水分が残りすぎると癖がすぐに出てくるので出来るだけしっかり乾かします。

STEP
根元から毛先に冷風を当てる

熱で形が変わり、冷えることで固定化されますのですごく重要な工程です。

このやり方で乾かせば普通に乾かすだけより確実に収まりよくなります。

ストレートアイロン

ドライヤー工程で収まりが良くならない場合やもっと艶が欲しい場合はアイロン工程をしていきます。

※アイロンは髪の負担が強く、大きなダメージに繋がりますのでご注意ください。

癖をもっと生かしたい場合はコテ

収まりを良くしたい場合はストレートアイロン

縮毛矯正

アイロン工程をしても湿気が多い時は元の癖の状態に戻る為、湿気対策としては縮毛矯正が一番の対策になります。

当店オリジナル【オートクチュール縮毛矯正】はダメージが少なく、質感の柔らかい縮毛矯正!!

パーマをかけるのも一つの方法ですがパーマはパサつきが出ることが多いので逆に手入れが大変になることが多いのでご注意下さい。

まとめ

以上癖毛の種類と癖毛の対策でした。

髪質、髪のダメージによって対策は変わってくることがほとんどですので何が一番いいかは信頼できる美容師に相談するのが一番です。

Pilastro Hairではカウンセリングのみ(30分¥2,200)でもご来店可能ですので下の問い合わせボタンからLINEで①氏名②相談内容③ご来店日時をご記入の上送信ください。

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この記事を書いた人

PilastroHairの代表。大阪生まれ大阪育ち、名古屋、大阪、三宮で美容師経験後2021年に独立。くせ毛のお客様を中心に悩み解決&ダメージレスにこだわった施術をご提供しております。

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