縮毛矯正の流れと当店オリジナルオートクチュール縮毛矯正

この記事をご覧くださりありがとうございます。

当店は縮毛矯正にめっちゃこだわりを持っています。

一般的な縮毛矯正の流れを当店のこだわりを踏まえてここにまとめました。

記事は長いですが縮毛矯正してる方は見て損はないかと思いますので是非見てください。

の工程でヘアケア成分導入と定着を行うPilastro Hairオリジナル縮毛矯正【オートクチュール縮毛矯正】の特別工程になります

目次

オートクチュール縮毛矯正とは

縮毛矯正の工程の中で、ヘアケア成分(トリートメント剤)の導入と架橋する(ヘアケア成分を固める)工程を同時進行することでヘアケア成分(トリートメント剤)が抜けにくくなり、ダメージレスでしなやかな柔らかい質感のクオリティを高めた縮毛矯正のことです。

  • 毛先のダメージが進行してしまってる方
  • 縮毛矯正の履歴がある方
  • ブリーチしてる方(他店でのブリーチ履歴はお断りする場合が御座います)
  • 髪を労わりたい方
  • クオリティの高い縮毛矯正をしたい方
  • トリートメントと縮毛矯正を一緒にしたい方

などの方にオススメのメニューになっております。

Pilastro Hairオリジナル、オートクチュール縮毛矯正の工程を順に解説していきます。

毛髪診断

まずは毛髪診断。ここがもっとも重要でこだわりの一つです。

毛髪診断は大きく2つを視ていきます。

1、髪質

2、ダメージレベル

髪の状態により縮毛矯正/ストレートパーマの薬剤が変わります。髪質に関してはお客様に確認しなくてもこちらで確認できる部分ですが、ダメージレベルに関しては髪の履歴に左右されますので、髪の履歴(いつ縮毛矯正しててやどれぐらいのペースでカラーをしてるなど)が正確に分かればわかるほど縮毛矯正/ストレートパーマの仕上がりが綺麗になります。初めてご来店頂く方はご来店前に思い出して頂けるとスムーズに進みます。

毛髪の種類

髪質には色々な種類があります。

毛髪の種類

普通毛、、、日本人の一般的な髪質。

乾燥毛、、、毛髪のCMCが不足し、パサパサしている毛髪。
※CMC・・・毛髪のタンパク質とタンパク質の間に含まれる脂質やアミノ酸や低分子のタンパク質、ミネラルなどの複合名称。

撥水毛、、、非常に丈夫な毛髪。水分や薬剤の浸透が悪いため、パーマも縮毛矯正もかかりにくい毛髪。薬剤をかなり強くする必要がある。

エイジング毛、、、加齢によりタンパク質が変形し癖が出ている状態。またCMCの量も少ないため乾燥する。加齢によって髪の毛がパサパサし、癖が出てくる状態。

捻転毛、、、毛髪一本一本の形状が丸くなく、平たい状態で捻じれている癖。非常に広がりやすいのが特徴。薬剤も強く設定する必要がある。

波状毛、、、大きく揺らぐ癖。比較的扱いやすい癖。場合によっては癖を活かす為に縮毛矯正/ストレートを行わない場合もある。

縮毛、、、髪が縮んだ状態。一番広がりやい毛髪。縮毛矯正はそもそもこの捻じれて縮んだ状態をまっすぐに行う技術のことをさしますが、一般的なストレートパーマも最近では縮毛矯正と呼ぶ場合が多い。

連珠毛、、、数珠が重なって出来たような癖。髪がもろいことが多く薬剤選定は弱くすることが多い。

軟毛、、、柔らかい毛髪。

硬毛、、、硬い毛髪。

など。又、髪質は人によって違うのはもちろんですが、頭の部分によって髪質が違うことがほとんどですので、後頭部は硬毛で捻転毛なのに顔回り表面は軟毛で波状毛など複合的に髪質が混合してることも当たり前にあり、それを認知することが重要になります。

髪のダメージレベルの種類

髪のダメージレベルの種類

バージン毛、、、カラーもパーマもしてない毛髪。健康なことが多く薬剤を強く調整する。普段のヘアケアによってダメージがあることも多い。

カラーダメージ毛、、、過度はそれぞれだがヘアカラーダメージやブリーチによるダメージが深刻な場合、過度のアルカリ成分を使用できないため、酸性の薬剤で調整する必要がある。

縮毛矯正履歴ダメージ毛、、、薬剤選定や技術工程のミスにより過度な熱ダメージがある箇所。熱凝集による毛髪の硬さが特徴。
熱凝集・・・ドライヤー/コテ/アイロンなどによる毛髪たんぱく質の変性状態。生卵を熱すると硬くなるのは生卵に含まれるたんぱく質が熱凝集を起こし硬くなること。一度硬くなったタンパク質は元に戻らない。元に戻らないことを不可逆性という。

アイロンダメージ毛、、、普段のアイロンの使用の仕方、温度、頻度によりダメージが変わる、特に顔回りはダメージが進行してる事が多い。又、同じ温度設定でも使ってるアイロンの種類によってダメージの仕方が変わる。熱凝集を起こしてる場合もある。

ダメージの種類は大きく分けて3種類になりますがダメージ単体ということは少なく、カラーダメージ+縮毛矯正ダメージなど複合的にあることがほとんどです。又、ダメージレベルも人によって異なります。

初めての美容室で縮毛矯正をしてもらう時にクオリティを上げるコツ

ゴムで結ばず乾かしただけの状態で来店する

ゴム跡がついていたり、アイロンでまっすぐにして来店したくなるとは思いますが、その状態で髪質を診断するのは不可能に近い為、薬剤選定ミスが起こりやすくクオリティも下がる傾向があります。

髪の履歴を嘘つかない

履歴を嘘ついたって縮毛矯正のクオリティがよくなることなんてありえません。美容師の人に言いにくい履歴があっても素直に言いましょう。特にホームカラー履歴や、ブリーチ黒染め履歴などは秘密にしてしまうとチリチリになってしまったり修習がつかなくなることもありますので要注意です。

UFB炭酸泉クレンジング、シャンプー

特殊なシャンプーで汚れを取り除きます。

【UFB炭酸泉クレンジング】を一緒にしていくことで髪についてる不要な物を除去することで、薬剤浸透率が上がり、ダメージが少なくなります。

前処理

薬剤が浸透しにくい髪は先に※pHをアルカリに傾けたり、逆にダメージが強い髪には浸透抑制する為pHを酸性に傾けていきます。この前処理段階でベース作りをすることで後の薬剤反応をブーストさせたり、抑制させダメージを最小限にしていきます。

※pH、、、酸性1~14アルカリまである健康な髪は疎水と言ってpH5.5の弱酸性になる。アルカリに傾けることで髪が膨潤し、薬剤浸透がスムーズになる。

☆ヘアケア成分で結合の仮止め

薬剤を塗布する前に、ダメージが強い毛先部分にヘアケア剤(トリートメント剤)を塗布していきます。

ここでのヘアケア成分(トリートメント剤)は仮止めになり、これから塗布する薬剤に髪が耐えれる状態に強化させています。

縮毛矯正の1剤

縮毛矯正/ストレートパーマに限らずデジタルパーマ、コールドパーマにも共通して、1剤には毛髪のたんぱく質の結合を切る還元剤を使います。毛髪の状況に合わせてどう還元剤を効かせるかで毛髪のダメージを最小限に抑えながらツルツルにしていくかが決まってきます。この還元の仕方でダメージが左右されますのでとても重要な箇所になります。

強い=痛む弱い=痛まない。ではなくアルカリ剤に何の成分を使っているかがダメージの要因の一つになります。

還元剤の種類

還元剤の種類はPilastro Hairでは主に4種類

  • チオグリコール酸、、、非常に強い還元力を持つので癖が強い場合や硬毛などで活用する。
  • システィン、、、還元作用のあるアミノ酸。アミノ酸なので弱い還元力で癖は伸びにくいですが、、ダメージは弱い薬剤。
  • システアミン、、、上記システィンに浸透剤を結合させた還元剤。チオグリコール酸とシスティンの間位の強さ。
  • GMT、、、主に酸性の還元剤で使用する。アルカリダメージが深刻で余分なアルカリを使用しないで出来るだけ繊細に処理を行いたい場合に使用する。

このような種類の還元剤を使用しています。成分によってメリット、デメリットがあり、毛髪に合わせた選定が一番大切になります。

一般的な美容院では大手メーカーの一剤を使用していますが、、種類が少なく、簡単ではあるが応用が利かず髪のダメージの要因を作ってしまう場合があります。又、アルカリ剤に何を使っているかがとても重要になるのですが、大体の1剤は髪内部に残るアルカリ剤を使用している為、時間の経過とともにダメージの進行が大きくなっていきます。

Pilastro Hairでは毛髪の状態によって調整し、お客様の髪にあった薬剤を使用しています。

長ければここの工程で1時間半ほどかかることもあります。薬剤がついててそんなに時間置いて大丈夫なのか心配な方も多いとは思いますが、それを配慮した上での薬剤選定になりますのでご安心ください。

対応幅が広く、ほとんどの毛髪に対応出来るのがPilastro Hairの縮毛矯正/ストレートパーマの強みのひとつになります。

☆ヘアケア成分(トリートメント剤)導入の前準備

そのままヘアケア成分を入れても浸透が悪い為、ヘアケア成分導入の前準備をしていきます。

毛先まで縮毛矯正をされる場合は1剤に混ぜて行います。

流し、中間水洗

縮毛矯正/ストレートパーマの1剤をシャンプー台でしっかり流します。
この流しをしっかり行うことで、一度1剤の作用をなくす必要があります。髪質により流しだけの場合もあれば泡立てる程度のシャンプーをすることもあります。

【UFB炭酸泉クレンジング】を一緒にしていく事で、中間処理として薬剤除去の処理剤をつけてなじませていきます。出来るだけしっかりと成分を抜き、還元作用をマイルドにすることが重要です。

地味な作業ですがこの工程も縮毛矯正/ストレートパーマでは重要になります。

結合を切った状態の毛髪は非常に不安定です。毛髪のタンパク質やCMCが流出しやすい状態で、この水洗時に毛髪の大事な成分も一緒に抜けてしまいます。大事な成分が抜けてる状態で高温のアイロンを行うとたんぱく質の熱凝集というダメージ要因を出してしまうリスクが高くなりますのでヘアケア成分を導入していきます。

☆ヘアケア成分の導入と架橋

しっかりと一剤を流した後に毛髪に大事な成分を補うことが重要になります。
その時に使用するヘアケア成分(トリートメント剤)で最も重要なヘアケア成分(トリートメント剤)がケラチンたんぱく質なのですが、その中でも特殊な【活性ケラチン】というケラチンを抽出する際に劣化がない状態で取り出すことに成功した原料を使います。

その他アミノ酸やCMCの細かい成分を導入し、水洗時に流れ出た成分の補給を行います。

この時に補給するヘアケア成分(トリートメント剤)は非常に小さく定着性が少ないので、導入した成分を架橋と言って、成分同士を繋げ成分を大きくし流出を防ぎます。アイロン作業が出来る環境を整えていきます。

ヘアケア成分も架橋成分も混ぜた瞬間から反応が始まる為、その場で調整し、スピーディに塗布していきます。

また、この後の作業工程に高熱でのアイロン作業があるのですが、この時に起こる熱凝集といって高熱のダメージがあるのですが、その熱凝集を抑制する成分も同時に導入していき熱によるダメージリスクを下げていきます。

ドライ、ブロー

ストレートアイロンでの作業を行う前にドライヤーで毛髪を乾かしていきます。

この時にどれだけ毛髪に水分を残しているか?で仕上がりが変わってきます。

毛髪もヘアケア成分(トリートメント剤)も水を含むと不安定な状態ですが、水分が抜けると成分は安定をしていきます。

縮毛矯正/ストレートパーマの1剤は水洗しても多少残留しますが、この残留した成分は毛髪が濡れている状態だと反応性が残り、乾かす事で反応性がなくなります。アイロンを行ってる最中に水分が残っていれば、残留した1剤は反応しますが、乾いていると反応が止まるのです。

1剤の反応が足りてるならしっかり乾かし、反応が足りてないなら水分を残しておく。

という事が重要になります。

なんとなく乾かしているわけではなく、毛髪にどの程度の水分を残しておくのがベストなのかを考えながら乾かすのがとっても重要なポイントになります。

ストレートアイロン

ストレートアイロンで癖をまっすぐに伸ばす。

適度水分を抜いた状態でアイロンで作業を行います。ここでは技術的な分野のこだわりになります。

アイロンの圧のかけ方、アイロンの温度、熱を置いていく時間で仕上がりがかなり変わります。

ベテランで縮毛矯正を何度も何度も行っていないとこの感覚はつかめないため、若手美容師が苦手な作業でもあります。

アイロン作業で、的確な仕事ができると仕上がりが大きく変わり、艶髪を作る事が可能になります。

☆ヘアケア成分の固定化

このアイロン工程でヘアケア成分(トリートメント剤)も固定化されていきます。

アイロンで脱水と熱を当てることでヘアケア成分(トリートメント剤)が固まります。

縮毛矯正2剤

次に2剤を塗布していくのですが、2剤の役割は1剤で切った結合を再結合させることになります。薬剤は過酸化水素もしくはブロム酸などの酸化剤を塗布していきます。

この時に還元剤が残っていると2剤との化学反応でダメージが進行してしまう為、反応を緩やかにさせながら酸化させていきます。

※【UFB炭酸泉クレンジング】を一緒にして頂いてる方は中間水洗時に不要な成分や還元剤を除去している為、2剤の反応での負担は少ないですが、不要な成分が残ってる場合2液をつけることでかなりのダメージが進行します。

☆ケアケア成分(トリートメント剤)の定着化

この時にもヘアケア成分(トリートメント剤)を塗布しながら再結合を強くしていきます。酸化が甘いと再結合がうまくいかず、他の成分とくっつきダメージになります。なので適当に塗布するのではなくしっかり丁寧に塗布していくことが重要になります。

ここでも入れたヘアケアの定着を良くさせる成分を薬剤に混ぜて塗布していきますのでヘアケア剤がすぐに流れていく事を阻止していきます。又、酸化は1剤で切った結合を再結合すると共に、今まで入れてきたヘアケア成分(トリートメント剤)も定着させていきます。

流し、後処理

薬剤をしっかり流します。

2剤に使う薬剤は髪や地肌に残りやすい薬剤で、頭皮に残ると薄毛の原因になったり肌荒れの原因になりますので後処理剤で流しきれなかった薬剤の除去をしていきます。

【UFB炭酸泉クレンジング】を一緒にするとさらに薬剤除去効果があります。

仕上げ

タオルドライでしっかり水分を取ったらしっかり乾かして軽くアイロンを通して(アイロンしない場合もあります)終了になります。

まとめ

オートクチュール縮毛矯正はこんな流れになっています。読んで頂ければこだわりが分かると思いますが通常の縮毛矯正と違って縮毛矯正の工程と並行して必要な時に必要なヘアケアを行いながら進めていくのが最大の特徴で、時間はかかりますがただ癖を伸ばすだけでなく髪を労わりながら工程を踏んでいきますので傷みが少なく質感がいいのが特徴です。

【自分が出来ることを最大限提供したい、お客様の髪と全力で向き合いたい】

という想いから【オートクチュール縮毛矯正】をメニュー化致しました。

現段階ではこれ以上の縮毛矯正は無いと自負しております。

【オートクチュール縮毛矯正】はカット込みのクーポンのみ¥33,000~になります。縮毛矯正のみで考えると高価かもしれませんがヘアケアを同時進行ですることで髪のダメージも最小限になり質感は間違いなくよくなりますのでコスパはかなりいいと思っております。

今回新メニューにつきお試し企画として【オートクチュール縮毛矯正】を初めてして頂く方は

¥33,000~を  →  ¥28,600~

でご提供させて頂きます。お試し企画は2024/8/31まで!

髪質に悩みのある方、是非一度ご相談をお待ちしております。

通常の縮毛矯正とオートクチュール縮毛矯正の違いは。

ヘアケア成分(トリートメント剤)を入れながら縮毛矯正をすることでダメージレスでしなやかな柔らかい質感のある縮毛矯正になります。

オートクチュール縮毛矯正の長さ別料金が知りたいです。

ショート(顎までの長さ)は\33,000、ミディアム(顎下~鎖骨までの長さ)\35,200、ロング(鎖骨下~胸ぐらいまでの長さ)\37,400、スーパーロング(胸下~)¥39,600になります。毛量の多い方は特別料金を頂く場合が御座います。

ブリーチ又はホームカラーをしてますが縮毛矯正は出来ますか

オートクチュール縮毛矯正は他店でのブリーチ履歴やホームカラー履歴がある場合でも対応できる縮毛矯正になっております。ただ、すべての髪に縮毛矯正が出来るという事ではありません。ダメージレベルによってはお断りするケースも御座います。

オートクチュール縮毛矯正はどれぐらい時間がかかりますか

ショート(アゴまでの長さ)3時間半~スーパーロング(胸下~)5時間程お時間を頂いております。

又、ご新規の方はカウンセリングでお時間がかかる場合が御座います。

オートクチュール縮毛矯正とカラーは一日で(一緒に)出来ますか

当店では髪の負担やクオリティ面を配慮して縮毛矯正とカラーを同じ日にしておりません。基本的には縮毛矯正後一週間以上開けてからカラーをして頂くことをお勧め致します(カラーをどのように考えているかでカラーと縮毛矯正の順番が入れ替わる場合が御座います)。

自分の髪質が縮毛矯正をするべきなのかわかりません。

カウンセリングのみ(30分\2,200)のご来店も可能です。
①氏名②内容③ご来店希望日時
をご記入の上、送信ください
一度お話を聞きたい方は是非ご来店お待ちしております。

オートクチュール縮毛矯正とUFB炭酸泉クレンジングは一緒にしないといけないのですか。

一緒にしないといけない訳ではありません。UFB炭酸泉クレンジングは薬剤除去能力が非常に高い為、一緒にして頂くことでよりダメージレスでクオリティの高い縮毛矯正をご提供できる仕組みになっております。

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この記事を書いた人

PilastroHairの代表。大阪生まれ大阪育ち、名古屋、大阪、三宮で美容師経験後2021年に独立。くせ毛のお客様を中心に悩み解決&ダメージレスにこだわった施術をご提供しております。

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